ロッテ 佐々木朗希は初回に大炎上も4回4失点 強風に苦しめられる中、ピンチで驚異の粘り腰 二回以降は無失点
「オープン戦、ロッテ-楽天」(17日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテ先発の佐々木朗希投手が4回4失点で降板。初回に一挙4点を失うなど大荒れの投球内容となった。
初回、いきなり茂木に中前打を浴びると、続く小深田にはセンターへ二塁打を許し、小郷を歩かせて無死満塁のピンチを背負った。ここで浅村の遊ゴロ併殺崩れ間に1点を失い、なおも暴投で1死二、三塁から島内には内角直球を捉えられ、右翼線へ痛烈な2点二塁打を浴びた。さらに2死から鈴木に右中間適時二塁打を浴び、一挙4失点となった。
初回の最速は158キロ。ユニホームがなびくほどの強風がマウンドに吹き荒れる中、コントロールに苦しんだ。投げた後に帽子が大きく飛ぶなど苦しい条件の中、二回は連続四球から一、二塁のピンチを招くも、後続を打ち取って切り抜けた。三回も2死一、三塁のピンチを招いたが、辰己を三振に仕留めてスコアボードにゼロを刻んだ。
ベンチに戻る佐々木朗希は疲れ果てたような表情も浮かべた。四回も四球から2死二塁のピンチを背負ったが、浅村を右飛に打ち取って無失点。毎回、得点圏に走者を背負うピッチングとなったが、最終的に4回6安打4失点、4四球の内容だった。開幕に向けて不安を残す立ち上がりとなった一方、ピンチでの粘り強さが際立つゲームとなった。