豊川のプロ注目、モイセエフ・ニキータが大会1号2ラン 親はロシア出身 新基準バットで豪快右越え ポール際の打球も本塁打判定

 8回、豊川・モイセエフは右越えに2ランを放つ(撮影・佐々木彰尚)
 8回、豊川・モイセエフは右越えに2ランを放つ(撮影・佐々木彰尚)
 8回、豊川・モイセエフに2ランを浴びた阿南光・吉岡(撮影・佐々木彰尚)
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 「選抜高校野球・1回戦、阿南光-豊川」(19日、甲子園球場)

 豊川のドラフト候補、モイセエフ・ニキータ外野手(3年)が八回1死一塁で右越えに大会第1号本塁打を放った。力強く振り切った打球は右翼ポールを巻くようにフェンス越え。スタンドもベンチからも歓声が上がった。今春から採用された、反発を抑えた新基準バットでの1号。大会第2日に生まれた。

 モイセエフは、高校通算16本塁打目。親がロシア出身だが本人は愛知県生まれ。小学校1年から「阿東パワーズ」で軟式野球を始めた。握力左右とも65キロ、遠投95メートルのパワーを誇る。

 右翼ポール際への打球が本塁打判定となり、阿南光ベンチが選手を審判のもとに送り、判定を確認するような様子もあった。

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