大会1号の豊川・モイセエフ「新基準バットでも芯で捉えたら飛ぶ」と証明 確信の一発「僕にはホームランと分かった」

 8回、2ランを放つ豊川・モイセエフ(撮影・石井剣太郎)
 8回、2ランを放った豊川・モイセエフ(撮影・石井剣太郎)
 9回、豊川・モイセエフが空振り三振に倒れ、試合終了(撮影・佐々木彰尚)
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 「選抜高校野球・1回戦、阿南光11-4豊川」(19日、甲子園球場)

 豊川は2桁失点と投手陣が崩れ、初戦敗退。だが、ドラフト候補、モイセエフ・ニキータ外野手(3年)が八回1死一塁で右越えに大会第1号本塁打を放った。

 好投手の吉岡相手の一発に、「前の打席は捉えられていなかったので、つなぐ意識で打席に入った」。力強く振り切った打球は右翼ポールを巻くように弾丸ラインだーでフェンス越え。スタンドもベンチからも歓声が上がった。

 今春から採用された、反発を抑えた新基準バットでの1号。大会第2日に生まれた。「新基準でも芯で捉えたら飛ぶ。今日のもそう。詰まると外野の頭を超えない。僕にはホームランと分かった」と胸を張った。

 モイセエフは、高校通算16本塁打目。新基準バットでは2本目だという。親がロシア出身だが本人は愛知県生まれ。小学校1年から「阿東パワーズ」で軟式野球を始めた。握力左右とも65キロ、遠投95メートルのパワーを誇る。

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