阿南光 顔面死球の井坂は「打撲」の診断 志願のフル出場「みんなで校歌を歌えて感慨深かった」
3枚
「選抜高校野球・1回戦、阿南光11-4豊川」(19日、甲子園球場)
阿南光・井坂琉星捕手(3年)が頭部付近に死球を受けた。試合後、病院で検査を受け、打撲傷と診断されたことが発表された。
井坂は「チームみんなで校歌を歌えて感慨深かった。しっかりと一戦ずつ勝ち進んでいきたい」とコメントした。
井坂は八回無死一、二塁でバントの構え。投手の抜けたボールが左頬付近に直撃して転倒した。頬を手で押さえながらうずくまるも、自分で起き上がってそのままベンチへ。相手捕手の声かけにも応じる姿もあったが、臨時代走が送られ、無死満塁から試合が再開された。
治療を経て、笑顔でグラウンドに帰還。場内の観客の拍手を浴びながら、再びマスクを被った。井坂は再登場の際には相手ベンチにも頭を下げた。