阿南光の校歌「神曲」「めっちゃ綺麗」と話題「ドラゴンボール」映画音楽作曲家が制作 脱丸刈りに続き新時代到来
「選抜高校野球・1回戦」(19日、甲子園球場)
大会2日目、第1、2試合で勝利した高校の校歌が、いずれも「オシャレ」とSNSで話題となった。
第1試合では、阿南光(徳島)が11-4で豊川(愛知)に大勝した。ナインが整列し、流れた校歌は、シンセサイザーに弦楽器が重なるイントロに「新しき天へと竹は青々と」という歌詞で始まる、J-POPバラードの曲調。エンディングも校名の連呼ではなく「われはひとつの光を生む」と静かに終わり、独特な世界観を生み出した。
X(旧ツイッター)では「曲調がJ-POPのバラードなのに歌詞がゴリゴリの校歌なのがデコボコで新しい」「神曲すぎます」「めっちゃ綺麗な校歌だ」「すごい弦楽器とピアノのでしっとりな校歌だった」「おしゃん」「なんだか素敵」と高評価だった。
作曲したのは住友紀人氏。「ドラゴンボールZ」シリーズや「テルマエ・ロマエ」「アンフェア」など多くの映画音楽を手がける作曲家で、「ずいぶんポップなイントロの曲だなと思ったら作曲が住友紀人さんだった」「どうりで」など、合点がいく声が多数挙がった。
続く第2試合は、明豊(大分)が敦賀気比(福井)に1-0でサヨナラ勝ち。シンガー・ソングライター南こうせつが歌うフォーク調の校歌はおなじみで、ナインもアルプスも、「はるか果てしなく長いこの道 君はひとりで歩き続けた」という現代風の歌詞を大声で合唱した。
脱丸刈りなど、新時代が話題の高校野球。校歌にも新しい風が吹いている。