DeNA・牧 体調不良の不安払拭オープン戦1号 オリックス・山下撃ち「久しぶりに芯で」 盗塁も決めた
「オープン戦、DeNA3-0オリックス」(19日、横浜スタジアム)
ひと振りで不安を払拭(ふっしょく)した。DeNAの4番・牧秀悟内野手が三回1死、オープン戦1号となる中越えソロ。山下の153キロ直球をバックスクリーンへ運んだ。体調不良で15日の楽天戦(横浜)まで5試合を欠場。16日の広島戦(マツダ)で実戦復帰した主砲が、完全復調をアピールした。
球界屈指の速球派からの豪快弾に「久しぶりに芯でとらえることができました」。自宅療養中は少なからず焦りもあったといい「ゆっくりはしていられないなという思いはありました」と明かす。主将として責任感の強い男は、復帰後初安打となった待望の一発に、安どの表情をにじませた。
五回には1死一塁から二盗を決め「チームで走塁を掲げているのでその波に乗れた」と笑顔。石井チーフ打撃コーチ兼走塁兼一塁ベースコーチは「打線の中心選手がああやって走るのは士気が上がる」とたたえた。