相手エースの右肘に死球 中央学院・颯佐が試合後の整列で歩み寄り「ごめん」と謝罪 「ナイスピッチング」と握手も交わす

 1回、適時打を放つ中央学院・颯佐心汰(撮影・石井剣太郎)
 6回から登板した中央学院の2番手颯佐
 7回、死球を受ける耐久・冷水孝輔(撮影・石井剣太郎)
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 「選抜高校野球・1回戦、中央学院7-1耐久」(20日、甲子園球場)

 中央学院・颯佐心汰投手が、試合後の整列で耐久のエース・冷水孝輔投手の元に歩み寄り、手をあげて謝罪した。冷水も笑みを浮かべてうなずき、握手を交わした。

 颯佐は2番手で登板したが、七回2死一、二塁のピンチで、冷水の右肘に死球を当てていた。冷水は、その場に倒れ込んで悶絶。右肘を押さえて顔をしかめながらそのままベンチへ向かった。その後、臨時代走が送られた。

 冷水は七回にもマウンドへ上がったが、3失点。結局125球を投げ、八回は2番手・川合が登板した。

 冷水は「ごめんと言われて全然気にしてなかったですけど。ナイスピッチング!とも言ってもらえた」とやり取りを明かした。甲子園の土は持ち帰らず「肘が痛かったのもあるんですけど、デッドボールがなかったら持って帰っていたかもしれませんけど、持って帰ったらもう甲子園帰ってこられないというのもあるので、もう一回夏に帰ってきたい」とうなずいた。

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