「大谷さん」超え!中央学院、甲子園1勝 二刀流の颯佐「学校の歴史として1勝できた」

 「選抜高校野球・1回戦、中央学院7-1耐久」(20日、甲子園球場)

 中央学院が7点を奪い、耐久を下して甲子園春夏通算初勝利を挙げた。前回はプロ注目の長身右腕・大谷拓海投手を擁し2018年春夏に出場したが、いずれも初戦敗退していた。

 遊撃で先発出場し、六回からリリーフした颯佐心汰内野手(3年)は、「学校の歴史として1勝できて、勢いに乗ることができるのでよかった」と笑顔をみせた。OBの大谷投手を超える甲子園1勝に「大谷さんが成し得なかった甲子園での勝利ができたので、勝てたよと報告したい」と胸を張った。

 途中登板は予定通りだとし「1-0でマウンドに上がったので、流れを渡さないようにテンポ良さを心がけた」と振り返った。普段は「10対0の割合で内野手の練習ばかり。ピッチングがある時だけ外で投げる程度」というが、これまでも主にリリーフでチームに貢献。投球練習も「立ち投げで少し投げるくらいで準備できる」と二刀流はお手のものだ。

 七回には、相手エースの冷水孝輔投手(3年)の右肘に死球を与えた後、さらに四球の走者を出すなど制球を乱した。「動揺は若干あったけれど、それより寒さと風も影響した。申し訳ないというのもあったが、切り替えていかなければと修正した」と振り返った。試合後は冷水に「ごめんね。試合をしてくれてありがとう」と握手。耐久の思いも背負い、2回戦に挑む。

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