巨人・坂本 5番任せろ弾 発熱影響なし 復帰即OP戦1号 阿部監督「ナイススイングだった」
「オープン戦、巨人6-0ロッテ」(20日、東京ドーム)
貫禄の一発だった。発熱の影響で2試合欠場していた巨人・坂本勇人内野手が「5番・DH」でスタメン復帰。いきなりオープン戦1号を放って復調をアピールした。
二回先頭で迎えた第1打席だった。メルセデスから豪快なスイングで捉え、快音を残した打球は左中間スタンドに消えた。「一本出たから良かったです。出ないよりかは絶対、出た方がいいんで」と頬を緩め、満足げだった。
阿部監督は「ナイススイングだったね」と目を細める。今季は背番号6を5番に据えることが濃厚。5番・坂本に期待することとして「勝利に対する執念を見せてくれると信じている」と絶大な信頼を寄せた。坂本も「5番だったら打点だったり、そういうのは求められるだろうし」と覚悟を込めて語った。
体のコンディションについては「大丈夫です」と言い切り、準備も整いつつある。不動の4番・岡本和の後ろを打つ24年版巨人打線の軸。昨年の王者・阪神と対決する開幕カードから、頼もしいベテランのバットが火を噴く。