中日・細川また5階席弾 OP戦打率・314は12球団トップ
「オープン戦、中日1-0楽天」(20日、バンテリンドーム)
数年に一度あるかないか。そんな放物線を5日間で2度、しかも同じ選手が放つなんて一体誰が想像しただろうか。2万7772人の度肝を抜いた5階席弾の離れ業。やってのけたのは中日の細川成也外野手だ。
四回1死。楽天・岸の内角直球をしばき上げた。すさまじい破裂音を残した白球は誰もいない左翼5階席へ。16日の阪神戦で放り込んだ場所とほぼ同じところへ運び「同じくらい、いい感触でした」とうなずいた。
オープン戦打率・314は12球団トップで、3本塁打が同トップタイで、8打点は同2位。「オープン戦序盤は全然でしたけど、少しずつ状態が上がってきた。開幕に向けて微調整をしていきたい」。進化した長距離砲が今季も美しいアーチを届けてくれるはずだ。