宇治山田商 インフル、頭部死球、負傷退場…アクシデント乗り越え初戦突破

 「選抜高校野球・1回戦、宇治山田商5-4東海大福岡」(21日、甲子園球場)

 宇治山田商(三重)がインフルエンザや頭部死球、負傷などアクシデントに見舞われながらも、接戦を制して初戦を突破した。

 試合前はメンバー入りしていた河合春音内野手(2年)のインフルエンザ感染が判明。さらに試合直前にもスタメンだった阪口諒真外野手(2年)が体調不良を訴えた。

 試合中も3番・中川春輝内野手(3年)が三回に頭部死球を受けて、担架で運び出されて交代。六回にも左翼の郷壱成外野手(2年)がスライディングキャッチした際に負傷し、仲間に背負われてベンチに下がった。

 3点をリードしながら、五回に追いつかれる苦しい展開となったが、六回に勝ち越して競り勝った。村田治樹監督(53)は「(阪口は)きのうから体調不良。アップが終わった後に泣きながら『すみません』と。子供達が想像以上の力を出してくれました」とホッと胸をなで下ろしていた。

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