昨春準Vの報徳学園がサヨナラで初戦突破 延長十回タイブレーク制す
「選抜高校野球・1回戦、報徳学園3-2愛工大名電」(22日、甲子園球場)
昨年準優勝の報徳学園(兵庫)は愛工大名電(愛知)に延長十回タイブレークの末に、サヨナラ勝ちで死闘を制し、初戦を突破した。
1点を追う延長十回。一、二塁から犠打野選で無死満塁のチャンスをつかむと、押し出し四球で同点。続く4番の斎藤佑征内野手(3年)が中前へサヨナラ打を放った。
報徳学園の最速151キロ右腕・今朝丸勇喜投手(3年)と愛工大名電の最速149キロ右腕・伊東尚輝投手(3年)の息詰まる投げ合いに。
先手を取ったのは、愛工大名電。0-0の六回、2死二塁と得点圏に走者を置き、続く宍戸琥一外野手(3年)が中前にはじき返して先制点を奪った。
報徳学園も七回に反撃する。1死から内野安打で出塁すると、2死後に盗塁と相手悪送球で三塁を陥れ、ここで好投の今朝丸に代わる代打・貞岡拓磨内野手(3年)が起死回生の同点適時打を左前に運んだ。
今朝丸は7回を8安打6三振1失点と好投。八回からマウンドに上がった間木歩投手(3年)もタイブレークの延長十回を最少失点に抑えた。