公表10球団の開幕投手 明暗分かれる最終登板に 巨人・戸郷は3試合連続複数失点、阪神・青柳は押し出しに被弾と不安残す

 3回、戸郷は太田(左)に先制2ランを打たれる(撮影・佐藤厚)
 3回、西川(手前)に右越えソロを浴びた青柳(撮影・中田匡峻)
 3回、青柳が西川(7)にソロを浴び、静まりかえる岡田監督(中央奥)ら阪神ベンチ(撮影・中田匡峻)
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 「オープン戦、オリックス3-0阪神」(22日、京セラドーム大阪)

 開幕投手を公表している10球団の投手が開幕前最後の先発登板に臨み、明暗が分かれる結果となった。

 明は、初の開幕投手を務める西武・今井。わずか31球で3回無安打無失点。塩見、サンタナから三振を奪うなど、ヤクルト打線を寄せ付けなかった。

 広島・九里も3回無安打無失点4奪三振。こちらも自身初の大役に向けて順調さをアピールした。4年ぶり3度目、移籍後初のソフトバンク・有原は5回1安打無失点と万全の内容。

 楽天・早川は1点こそ失ったが、五回途中までに9三振を奪う力投を見せた。中日・柳もソロを浴びたが5回1失点。ロッテ・小島も5回3安打1失点と順調な姿を見せつけた。

 日本ハム・伊藤は六回に佐野にソロ被弾したものの、六回途中を4安打2失点(1自責)で、7三振を奪う好内容だった。DeNA・東も初回に連続二塁打で1点は奪われたが、以降は1人の走者も許さず6回3安打1失点と好投した。

 一方、開幕前に不安を残す形となったのが巨人・戸郷。三回に太田に先制2ランを許して3回2失点で降板した。直近3試合連続で複数失点を重ねており、微修正が求められる。

 阪神・青柳も初回1死満塁から押し出し四球を与え、三回には西川にソロ被弾するなど、4回4安打2失点。尻上がりに良くはなったが、課題の立ち上がりに不安を残した。

 セ・パ両リーグは3月29日に同時開幕する。

 セ・リーグ

 巨人(戸郷)-阪神(青柳)

 ヤクルト(未発表)-中日(柳)

 DeNA(東)-広島(九里)

 パ・リーグ

 楽天(早川)-西武(今井)

 ロッテ(小島)-日本ハム(伊藤)

 オリックス(未発表)-ソフトバンク(有原)

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