日本ハム・伊藤は六回途中2失点 被弾も「気を引き締める意味でいいなと思って開幕に向かいます」宮崎に16球「どうしようと思って」

 6回、佐野(手前)に勝ち越しソロを浴びる伊藤(撮影・中島達哉)
 5回、度会を三振に仕留め、郡司(30)とタッチを交わす伊藤(撮影・中島達哉)
 6回、佐野にソロを浴びたところで降板する伊藤(撮影・中島達哉)
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 「オープン戦、日本ハム-DeNA」(22日、エスコンフィールド)

 日本ハムの開幕投手を務める伊藤が先発。5回1/3を4安打2失点で本番前の最終登板を終えた。伊藤にとってこの日最後の打者となった佐野に本塁打を浴び「いい形で終わりたかったけどホームランを打たれたので、気を引き締める意味でいいなと思って開幕に向かいます」と振り返った。

 二回は宮崎にフルカウントから10球連続ファウルで粘られたが、根負けせずに16球を要して二ゴロに打ち取った。「フォアボールが嫌だったのでゾーン内で打ち取ろうと。僕も(捕手の田宮)裕涼も、どうしよう、どうしようしと思っていたんですけど、フォアボールにならなくてよかった」と振り返った。フルカウントから11球連続でスタートを切った一走・牧について「牧選手も大変だったなと」と笑顔を見せた。

 この日は140キロ台のスプリット、130キロ台のフォークを投げ分けた。五回2死二、三塁のピンチでは度会を外角のフォークで空振り三振に。「あえてスプリットとフォークと10キロくらい変えて投げ分けることで差を出せているので、1週間しっかり落ち球は修正できた」と納得の表情も見せた。

 開幕に向けて「なんとかケガなくいい状態でここまで来られたので、最後の1週間の生活も含めて、まだ雪もあるので転ばないように地に足をつけて過ごしたいと思います」と気を引き締めて大役に臨む。

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