ヤクルト・サイスニード 快投6回2失点 高津監督「高津ベール」開幕投手明言せず
「オープン戦、西武2-3ヤクルト」(22日、ベルーナドーム)
これが、覇権奪還へ向けた秘策なのか-。試合後のヤクルト・高津監督が、不敵な笑みを浮かべた。「秘密主義なの、高津ベールでいいよ」。1週間後に開幕を控える中、はやる報道陣に対して開幕投手も守護神も明言を避けた。
開幕最有力のサイスニードが6回2失点と試合を作ったが、高津監督は「よくやった」と伝えただけ。もう決断しているという大役の名は最後まで明かされず、「もうそれは予告先発だから、その時は言いますよ」と、28日の開幕前日まで口を閉ざす方針を示した。
また九回に送り出したエスパーダも0封で試合を締めたが、守護神も明かされないまま。高津ベールから垣間見えたのは「彼が収まるのが1番いいのかな」と話した「1番・塩見」だけだ。開幕前からギリギリまで情報戦へと持ち込み、高津監督は煙に巻いた。