楽天、逆転勝ちでオープン戦白星締め 今江監督「勝てるのかなという時もありました」
「オープン戦、巨人6-7楽天」(24日、東京ドーム)
楽天は最大4点差をひっくり返しての逆転勝ち。オープン戦を9勝6敗2分けで終えた。今江敏晃監督は「シーズンに入らないとわからないところはある」と表情を引き締めた。
相手の隙につけこんだ。4点を追う六回、巨人リリーフ陣が制球を乱すと、田中和の適時打などで一挙4点。さらに続く七回も無安打で作ったチャンスの場面で島内の2点敵時打が飛び出し、試合をひっくり返した。
投手陣は初の先発ローテ入りが有力とされている内が、4回で3被弾5失点と苦しい結果に。それでも五回からバトンを受け継いだリリーフ陣は粘り強い投球。最後は新守護神の則本が1点は失ったが、試合を締めた。今江監督も「中継ぎが争いをレベルの高いところでしてくれたのが収穫」とオープン戦を通してのブルペン陣を評価した。
2月の沖縄での練習試合では1分け6敗となかなか白星をつかめず、厳しい出だしだったが、チームとして盛り返した。指揮官は「はじめは勝てない時期があって、勝てるのかなという時もありました」と振り返り「開幕にあたってゼロからのスタートになるので、しっかり詰めるところ詰めていきたい」と語った。