「オープン戦、巨人６－７楽天」（２４日、東京ドーム）

　楽天・内星龍投手が４回３被弾５失点と苦しい登板になった。それでもここまでの内容を評価され、プロ４年目にして初の開幕ローテ入りが有力となった。

　この日は、巨人の一発攻勢にあった。初回は丸に直球を捉えられ、被弾。四回には岡本和、吉川と立て続けに変化球をスタンドまで運ばれた。「先発でやっていく以上、今日のように試合を早めにつぶしてしまうのは一番ダメだと思う。ホームランで試合が終わってしまうこともある」と振り返った。

　それでも「状態としてよかったし、確かめたいところは確かめられた」と収穫もあった。今江監督も「力強い球もいってました。いい経験というか次回に生かしてほしい」と語った。

　昨季プロ初登板からブレークし、ブルペンを支えた若き右腕。今季は先発に転向し、キャンプからアピールを続け、つかんだ開幕ローテ。「細かいところを突き詰めていければ」と１週間後を見据えた。