素晴らしき敗者の姿 勝者・星稜を見送る八戸学院光星・仲井監督の振る舞いに「さすが」「心が温まった」

 試合に敗れた八戸学院光星ナイン(撮影・石井剣太郎)
 先発し力投する八戸学院光星・洗平比呂(撮影・石井剣太郎)
 8強進出を逃しグラウンドを去る八戸学院光星ナイン
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 「選抜高校野球・2回戦、星稜3-2八戸学院光星」(25日、甲子園球場)

 白熱の好ゲーム。どちらが勝ってもおかしくない試合展開だったが、昨秋の神宮大会を制した星稜が、最少得点差で八戸学院光星の好投手、洗平に競り勝った。ベスト8進出を逃した八戸学院光星の選手には悔しい思いが渦巻いたはずだが、エース左腕は試合後の整列時に「頑張って!」と相手選手に笑顔でエールを送るシーンがあった。

 また、勝利チームから先にネット裏の通路へと引き揚げる場面では、一塁側ベンチ前で八戸学院光星の仲井宗基監督(53)が、星稜の選手たちに何度も頭を下げるだけでなく、優しいまなざしで「頑張って」と声をかけていた。

 試合後に「投打で星稜さんの方が上でした。完全な力負けです」と語った仲井監督だが、SNSでは「仲井監督の所作は敗者のお手本!」「洗平君も悔しいはずなのに見事」「こんなに気持ちがいいシーンはないね」「やっぱ高校野球、最高!」「仲井監督、さすがです」「今の時代、こういう監督じゃないと生徒がついてこないよね」「心が温まった」といった反響を呼んでいる。

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