ヤクルト・サイスニードが来日4年目で初の開幕投手 高津監督がついに明言「一択ですね。他にいない」と不変の信頼貫く
ヤクルトの高津臣吾監督(55)は28日、29日・中日との開幕戦(神宮)の開幕投手にサイスニードを指名したことを正式に明言した。サイスニードは来日4年目で初の開幕投手を務める。
中日・立浪監督と開幕前日共同記者会見に出席した高津監督。ここまで「秘密主義なので」と高津ベールを敷き、大役を任せる投手の公言を避け続けてきたが、ついに明かされた。指揮官は3月の2週目に本人に伝えたことを明かし、「監督室に呼んで、大事なシーズンの最初のスタートを君に託した、と伝えました。表情もキリッとしましたし、一瞬ですけど少し緊張した顔も、すごく印象に残っています」と振り返った。
開幕投手候補の一人でもあった小川がコンディション不良で離脱中。昨季7勝を挙げた助っ人右腕に託した理由を問われると、「今一番チームの中で信頼のおける投手だと思っています。実績もありますし、彼が登板する日は彼を含めてチーム全体が元気になる、熱くなる。そういうゲームの雰囲気が多いので、開幕の初戦を彼に託したいと思う」と説明した。
またさまざまな選択肢の中で、「(最後は)一択ですね。決めたときにはもう他にいないなと思って決めました」と熱い信頼で、最初のマウンドへと送り出す。
サイスニードは前日27日に中日打線について「とてもいい打線だと思ってます。いろんな役割ができる選手が多くて、パワーがあれば打率打つ選手もいますし、盗塁できる選手もいますし、色々個々が役割を持っているチームだと思います」と印象を語った。
昨季は木下と細川を苦手にしていたが、「今情報収集してますし、彼ら以外の選手も情報収集してますし、過去は過去なので、あまり過去のことは考えすぎずに、今後何ができるかっていう対策を今練っているところです」と明かしていた。