巨人 梶谷が1号2ランにスーパープレー 攻守でオドーアショックを吹き飛ばす 阿部監督も脱帽
「巨人-阪神」(29日、東京ドーム)
巨人の梶谷隆幸外野手が価値ある1号2ランを放った。
五回、佐々木の野選で1点を先制し、なおも2死二塁の場面。フルカウントからの1球を完璧に捉えると、打球は右翼へ高々と舞い上がった。そのままスタンド最前列に飛び込み、梶谷は笑みを浮かべながらダイヤモンドを一周。価値ある追加点に阿部監督も笑顔で出迎えた。
「もう必死です!必死に食らいついていきましたの一言です」とコメントした梶谷。守備では三回1死からスーパープレーも見せた。近本の安打と中野のバント内野安打で一、二塁のピンチを背負った中、森下が放った打球は鋭いライナーとなって右中間を襲った。だが右翼・梶谷が鮮やかなダイビングキャッチ。すぐさまボールを内野へかえすと、大きく離塁していた一塁走者の中野もアウトにした。
スパープレーに東京ドームは大歓声。ベンチの阿部監督も笑みを浮かべて脱帽した。開幕前に新助っ人のオドーアが退団したことを阪神・岡田監督にイジられていた中、スタメンに抜擢したベテランが、攻守でオドーアショックを吹き飛ばした。