ヤクルト-中日戦で両軍指揮官が飛び出す?なプレー 中田翔と中村が一塁走路上で接触か ヤクルト勝ち越しならず神宮騒然

 6回、武岡の三塁への打球がセーフの判定でリプレー検証を要求する立浪監督(撮影・西岡正)
 6回、武岡の三塁への打球がセーフの判定でリプレー検証を要求する立浪監督(撮影・西岡正)
 6回、川端の一塁ゴロで一走・中村(左)が守備妨害となり、追加点ならず(撮影・西岡正)
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 「ヤクルト-中日」(29日、神宮球場)

 六回、ヤクルトの攻撃でまさかのプレーが起こり、両軍指揮官がベンチを出るシーンがあった。

 六回裏1死満塁で川端が放った打球は一、二塁間を襲った。ここで二塁を目指した中村とボールを捕球した中田翔が交錯したように映った。その瞬間、プレーはストップし、中田は一塁ベースカバーの勝野へ送球したが判定はセーフ。いったんは勝ち越し点が奪われたかに思われた。

 これに立浪監督は思わずベンチを飛び出したが、直後に審判団が協議に入った。その後、有隅球審は「中村選手を守備妨害としてアウトにし、2死満塁としてゲームを再開します」とアナウンス。走者を戻し、一塁走者の中村だけをアウトにする措置がとられた。これにはスタンドも騒然となり、高津監督もベンチを飛び出して球審に確認するシーンもあった。

 中日側からすれば、中田が一塁走者にタッチして転送できれば併殺が奪えた可能性もあった場面。ヤクルト側からすればプレーが続行していたため、勝ち越しのホームが踏めたかと思われた。それだけに両軍指揮官がベンチを出て確認する事態になったとみられる。その後、中日は2死満塁のピンチを無失点でしのいだ。

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