健大高崎が初の決勝進出!エース・佐藤が21回連続無失点の好リリーフ 青柳監督「痛みに耐えてよく投げてくれた」

 「選抜高校野球・準決勝、高崎健康福祉大高崎5-4星稜」(30日、甲子園球場)

 健大高崎が中盤の集中打で試合をひっくり返し、初の決勝進出を決めた。

 健大高崎は1点を追う七回、斎藤の適時三塁打で試合を振り出しに戻すと、なおも2死三塁から高山の適時二塁打で勝ち越しに成功。さらに箱山のタイムリーで突き放した。

 1点差に迫られた八回からはエース左腕の佐藤がマウンドへ。中指を負傷した影響でリリーフに回っていたが、ここまで3試合、19イニング無失点のミスターゼロ。1死二塁のピンチを招いたが、中飛で飛び出した二塁走者も併殺に仕留めてスコアボードにゼロを刻んだ。九回も安定感は揺るがず、最後は三振で試合を締めた。

 青柳監督は「センター方向にということでつなぐ野球ですね。よく対応してよく打ちました」と打線に目を細めた。先発を託した石垣には「よく投げてくれた」と語り「佐藤は八回からいければ。リードしたところでいけた。これが勝因。痛みに耐えてよく投げてくれた」と語った。

 健大高崎は春夏通じて初の決勝進出。かつて「機動破壊」の合言葉で高校野球に新風を吹き込んだチームが、初の頂点へ手が届くところまできた。「接戦を勝ちきれたことはチームの財産。何とか群馬県初の選抜優勝を勝ち取りたい」と力を込めた。

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