完封負けの日本ハム・新庄監督 万波の判断ミスに苦言「もっと野球を覚えないといけないですね」
「ロッテ3-0日本ハム」(30日、ZOZOマリンスタジアム)
日本ハムは、今季初の完封負けを喫した。試合後、新庄剛志監督は打線でも投手陣でもなく、走塁の判断ミスに苦言を呈した。
「最後の場面」と指摘したのは0-3の九回1死二塁の場面。マルティネスが中飛を放つと、二走・万波が三塁へタッチアップしたが到達後、足が離れたとみられ、アウトになった。新庄監督はリクエストを要求したが覆らなかった。
ただ指揮官は「3点差で無理して行く場面でもない。セーフでもね」ときっぱり。3点を追う状況。リスクは選択せず、二塁にとどまって2死二塁の状況で、次打者の攻撃につなげた方が確率がいいというわけだ。
「本当に勝ち負けじゃなく、エラーとかミスは練習してうまくなりますけど。ああいう判断ミスっていうのは練習できないですからね。もっと野球を覚えないといけないですね」。もっともっと成長できる-。そう信じているからこそ、あえて厳しい言葉でチームに奮起を促した。