巨人・菅野 元同僚・中田翔と同学年対決「いい勝負ができれば」
巨人の菅野智之投手(34)が1日、中日・中田との好勝負を誓った。4日の中日戦(バンテリン)で先発の予定。小林がマスクをかぶることが確実で、3人はいずれも現在34歳の同学年。竜の4番を担う元チームメートを、“スガコバ”コンビで封じる覚悟だ。
「できれば対決はしたくないけどね…」。今季初先発を前にした菅野が、偽らざる胸中を隠さなかった。中日の4番は中田。若い頃から長く侍ジャパンで共に戦い、昨年までは巨人で同じユニホームを着た。3年契約を破棄してまで求めた新天地。思いを知るからこそ、対戦に心を震わせる。
「相当な覚悟で移籍をして頑張っている。その姿は僕も応援しているし、うれしいことです。ただ、試合になったら抑えなきゃいけない。いい勝負ができればなと思う」
中田は開幕3戦で2本塁打。警戒が必要な打者だが、阿部監督も「打たれても勝てばいいよ」と真っ向勝負を求める。開幕カードの阪神戦では、戸郷ら先発3人が無失点投球。復活を誓う菅野も背中を押された。「刺激をもらっている。気負いすぎずに投げたい」。円熟味増すベテランたちが、プライドを懸けて相対する。