「西武－オリックス」（３日、ベルーナドーム）

　西武のドラフト１位・武内夏暉投手（国学院大）がプロ初登板初先発。リーグ３連覇の王者・オリックスを相手に７回を１安打２四球７三振無失点の快投を披露。２点の援護をもらい、勝ち投手の権利を得てマウンドを２番手の甲斐野に譲った。

　初回１死から西川を四球で歩かせたが、続く杉本から見逃し三振を奪うなど、後続を抑えた。二回は三者凡退、三回は２死から福田に中前打を許したものの、西川を投ゴロに打ち取った。

　四回には杉本、森、頓宮のクリーンアップを三者三振の圧巻のピッチング。五回も２連続三振を奪うなど３人で片付けた。

　最後のイニングとなった七回も三者凡退で仕留め、小さくガッツポーズした。

　昨年のドラフトでは３球団競合の末にドラフト１位で西武へ入団。オープン戦では計９イニングを投げて、３失点９奪三振とアピールし、開幕ローテ－ション入りを果たした。

　初先発で見せた快投。投手王国の西武へ頼もしいルーキーが加わった。