「日本ハム４－２楽天」（３日、エスコンフィールド）

　日本ハムが今季ホーム初勝利を飾り、３勝２敗で貯金を１とした。

　昨季キング争いをした万波が待望の今季初本塁打を放った。１点リードの五回２死一、三塁、楽天先発・岸の初球、カーブを完璧にとらえ左中間席に運ぶ３ランとした。万波はこれまで３番以外の全ての打順で本塁打を記録しており、この一発で全打順本塁打の珍記録を達成した。

　「最高です！３点取りました！」と声を弾ませた。初回には左前先制適時打。その際に「この後も気を引き締めて、あと３点！」とコメントしていた。予告通りの３点を、自らのバットで奪ってみせ、この日のチームの全得点をたたき出した。

　先発の北山は七回１死までパーフェクトに抑える快投。小深田への四球、小郷、浅村の連打で１点を失って降板したが、６回１／３を２安打１失点。１０７球の熱投で自己最多の１０三振を奪った。

　オフの間に同じトレーナーに師事するドジャース山本由伸風のフォームに改良。ボールが上ずる悪癖はなくなり、最速１５４キロを記録した威力ある直球主体に変化球を織り交ぜてねじ伏せた。