巨人・萩尾匡也 亡き祖父に捧ぐプロ1号アーチ「仏壇に持っていく」2戦連続の1番起用に応える活躍

 8回、左越えソロを放ち、笑顔で三塁を回る萩尾(撮影・西岡正)
 8回、左越えソロを放ち、ナインと笑顔で喜び合う萩尾(撮影・西岡正)
 8回、左越えソロを放つ萩尾(撮影・西岡正)
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 「中日5-2巨人」(3日、バンテリンドーム)

 プロ2年目の萩尾匡也外野手(23)が八回、祖父江からプロ1号本塁打を放った。

 3点を追うこの回、1死後に打席に立った萩尾は「イメージ通りの打撃ができた」と、1-1から3球目のフォークをコンパクトにスイング。鋭い弾道のまま、広いバンテリンドームのスタンドに届いた。

 昨年、慶大からドラフト2位で入団。即戦力として期待されながら、1軍出場は11試合に終わった。「昨年は同期が活躍している中で、なかなかいい結果を出すことができなかったので…」と苦しんだ日々を振り返りながら、「今年は本当にスタートから、やってやるぞという気持ちでいたので。開幕の仕方としては、いいんじゃないかなと思います」と前を向いた。

 前日2日の同戦でプロ初タイムリーを記録したが、守備で右膝をフェンスに強打し途中交代。だが、この日は試合前から「自分が思っているより心配されちゃったので、報道陣向けです」とジャンプして跳びはねるなど、元気な姿をアピールして試合に臨んだ。

 初アーチの記念球は手元に戻ってきた。ボールの行方について、萩尾は「亡くなったおじいちゃんですかね。野球が好きだったので。年末になっちゃうかもしれないですけど、仏壇に持っていこうと思います」と笑った。プロ2年目の期待のホープ。2戦連続の1番起用に結果で応えている。

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