ヤクルト-阪神戦で神宮球場が観戦マナーのお願い「選手を勇気づける温かいご声援」赤線で強調される ヤジ&替え歌は「お止め頂きますよう」

ヤクルト対阪神戦の試合前に表示された「観戦マナーのお願い」(撮影・伊藤笙子)
ストーブを置いた岡田監督(撮影・金田祐二)
ストーブを置いた岡田監督(撮影・金田祐二)
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 「ヤクルト6-7阪神」(5日、神宮球場)

 試合開始前に神宮球場のビジョンで「観戦マナーのお願い」が掲出された。

 「『チーム、選手を誹謗中傷するようなヤジ』や『侮辱的な替え歌の合唱』はお止め頂きますようお願いいたします。」と表示され、「温かいご声援をよろしくお願いいたします。」(原文ママ)という部分には赤線が引かれていた。

 昨季、神宮球場では近本への死球を巡って騒動となった経緯もある。両チームのファンが気持ち良くゲームを観戦するために、メッセージが発せられた。

 試合では五回に一塁ベース付近で阪神・大山とヤクルト・西川が激しく交錯。グラウンドに担架が運び込まれ一時騒然となりながらも、両チームのファンが「頑張れ」コールを送る場面もあった。最終的に大山と西川はプレーを続行。スタンドから惜しみない拍手が送られていた。

 試合は阪神が九回に2点差を追い付き、延長十回に佐藤輝が決勝の1号ソロを右中間席にたたき込んだ。雨が降りしきる中、佐藤輝はヒーローインタビューで「ファンの方も寒い中応援してもらって力になりました」と感謝の思いを口にしていた。

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