「ヤクルト６－７阪神」（５日、神宮球場）

　ヤクルトは中継ぎ陣が誤算。九回に２点を追いつかれると、延長十回には佐藤輝に勝ち越しソロを浴びて逆転負けを喫した。３連敗で最下位に転落した。

　試合後の高津監督は大きな敗因となった九回に落胆。２点リードの場面でマウンドには星を送り込んだが、いきなり四球を出すと、１死一、二塁からも四球。満塁にしたところで大西を投入したが、ここでも制球定まらず押し出しの四球を出した。さらには森下に同点打を浴び、延長十回には木沢が勝ち越し本塁打を浴びた。

　高津監督は、大西の選択について「星よりストライクが入ると思ったから」と苦しい投手陣の台所事情を吐露。「技術的なところではない。ミスを恐れてしまっているので。ほぼ精神的なもの」と気持ちで負けた中継ぎ陣に最後まで肩を落とした。