ヤクルト・高津監督 リリーフ陣四球禍「あそこまで怖がっているとは」悪夢の逆転負け3連敗
「ヤクルト6-7阪神」(5日、神宮球場)
悪夢のような逆転負けに、試合後のヤクルト・高津臣吾監督(55)は肩を落とすしかなかった。九回に2点を追いつかれ、延長十回には木沢が勝ち越し被弾。「怖がってしまっているので。あそこまで怖がっているとは思わなかったですね」。勝負どころで敗因に直結した3四球。ミスを恐れた自滅だった。
難所を乗り切る経験がなかった。九回に星を送り込んだが、2四球などで1死満塁のピンチ。制球が定まらず、球場半分を埋め尽くした阪神ファンの声援にのみ込まれていった。ここで「星よりストライクが入ると思って」と大西を投入するも、押し出し四球に同点打と止められなかった。
3連敗で最下位に転落。いずれも中継ぎ陣が打ち込まれた敗戦で、ぼうぜんとした星は言葉を発することができなかった。反省や悔しさを糧に、全員でヤり返すしかない。