広島戦インプレー中に応援グッズ飛びこむ 勝敗分けたプレーをあわや妨害 中日・細川がファンに直接返す 「これはあかんわ」と怒りの声続々
「広島0-1中日」(7日、マツダスタジアム)
勝敗を分けた大事な局面で、グラウンドに応援グッズが落ちる場面があった。
広島が1点を追う八回の攻撃。1死一塁で代打・松山が左翼線を破る二塁打を放った。一走の代走・羽月は一気に本塁へ突入したが、クロスプレーでアウトとなった。新井監督のリクエストでリプレー検証も行われたが、判定は変わらなかった。
この場面、左翼手・細川が打球を処理しようとフェンス際に駆け寄っているところで、三塁側の観客席から赤い応援グッズが投げ込まれるように落ちた。打球は通過した後でグッズはファウルゾーンに落ち、結果的には細川のプレーは妨げられず。故意かどうか不明なものの、ネットでは「これはあかんわ」、「選手に何かあったらただじゃ済まされない」、「必死にプレーしてる選手に水を差してほしくない」と非難の声もあがっている。
グッズはプレーを終えた細川が拾って観客席のファンへ手渡し、返されたファンが二度、三度と頭を下げる様子もあった。
観戦時の「物を投げる行為」はマツダスタジアムでも当然、禁じられており、退場措置が取られることもある。
◆野球規則6・01e…観衆の妨害「打球または送球に対して観衆の妨害があったときは、妨害と同時にボールデッドとなり、審判員は、もし妨害がなかったら協議はどのような状態になったかを判断して、ボールデッド後の処置をとる」