楽天・鈴木大 今季初安打が移籍後初のサヨナラ打 「めちゃくちゃホッとしました。最高の気分です」
「楽天3-2ソフトバンク」(7日、楽天モバイルパーク)
打球が内野の頭を越え、芝生で弾むと笑みがはじけた。今季初スタメンの鈴木大地内野手が、同点の九回1死二塁から右翼線へ自身移籍後初となるサヨナラ打を放ち、チームの連敗を3で止めた。
「めちゃくちゃホッとしました。最高の気分です」と振り返った。苦しんでいた。今季は開幕から代打での出場がメインで8打席無安打中だった。「迷惑をかけていたので」。焦る気持ちもあったが、懸命に食らいついた。「いいとこ取りみたいになっちゃいましたけど、いろんな意味で大きな1本になりました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。球団野手最年長34歳の一打でチームは最下位脱出。「まだまだ始まったばかりなので、チームとしても自分自身としても、ここから頑張りたい」と視線を先に向けた。