巨人が連勝で勝率5割復帰 4番・岡本和真がV打&2号ソロの3打点 鹿児島は「空気が合ってる」山崎伊が6回途中1失点で今季初勝利
「ヤクルト1-3巨人」(9日、平和リース球場)
巨人が最少リードを守り抜き、連勝で勝率を5割に戻した。4番の岡本和が逆転2点打、2号ソロと全得点を叩きだして勝利に貢献。投げては先発の山崎伊が、5回2/3を投げて6安打1失点と、粘りの投球を見せて今季初勝利を手にした。
試合は二回、先発の山崎伊が無死一、三塁から、武岡に中前適時打を浴びた。それでも続くピンチで得点を許さず、以降も粘りながら最少失点で切り抜けた。六回には2死満塁のピンチで、昇格したばかりの高梨が即好救援。西川を二ゴロに抑えると、激しく感情を爆発させた。
一方、打線は4番が牽引。初回、1死一、二塁のチャンスで遊ゴロ併殺に倒れたが五回、1死二、三塁の好機で左前に2点適時打。バットを折りながらの執念打で試合を引っ繰り返した。さらに七回には2死走者なしから、エスパーダの直球をフルスイング。高々と舞い上がった白球が左翼スタンドに届いた。
これで5試合連続安打、3試合連続打点。さらに、同地では18、19年の開催試合で本塁打を放つなど、地方球場の鬼が本領を発揮する結果となった。ヒーローインタビューでは「本当に風にも助けられ、ホームランになってくれて良かったなと。ちょっと高く上がりすぎたと思ったんですけど」と岡本和。鹿児島には「空気が合ってるんじゃないかなと思います。滅多にこれないですけど、たくさん足を運んでくれて、見に来てくれてうれしい」と球場に詰めかけたファンに感謝した。
以降は西舘、中川、大勢と繋ぎ、リードを守った。10日の移動日を挟み、11日は神宮でヤクルト戦に向う。