中日 8年ぶり単独首位へ導いた中田翔「ほんと良い雰囲気の中でやれている」全得点たたき出す活躍「1試合でも多く積み重ねて」
「DeNA1-3中日」(9日、横浜スタジアム)
2試合ぶりにスタメン復帰した中日・中田翔内野手が決勝適時打を含む3打点の大暴れ。4番がチームの全得点をたたき出し、2891日ぶりの首位へけん引し「今はほんと良い雰囲気の中でやれている」と実感を込めた。
初回、1死一、二塁から右前へ技ありの先制打を放った中田。同点に追いつかれて迎えた三回、2死二、三塁から外角のボールを左手一本で払い、右前に落とした。一気に2者が生還。中田は一塁塁上で満面の笑みを浮かべた。
「両方追い込まれていたので、何とか食らいついてということだけですね」と中田。7日の広島戦を欠場し、首位攻防戦に向けて調整してきた。「毎日、体をチェックしながら。その中で相談してやれたらいい」。ベテランとなり、体のケアも欠かさない。チームの勝利に貢献するため、最善の選択が功を奏した。
これでチームは2891日ぶりの単独首位。「1試合、1試合集中しながら。勝ち試合を1試合でも多く積み重ねて行ければと思う」と語った頼れる主砲が、チームを引っ張っていく。