山崎福也が移籍初勝利「勝てて嬉しかった」高校&大学時代のライバル有原との投げ合い制し「てっぺん目指してやっていきたい」
「ソフトバンク2-4日本ハム」(9日、リブワーク藤崎台球場)
日本ハムの山崎が七回途中9安打されながら、2失点で、移籍初勝利を飾った。移籍初のお立ち台で「ほっとしています」と余韻に浸った。高校、大学と投げ合った有原との対決を制して「何とか勝ちたいという強い気持ちもありましたし、何とか勝ててうれしく思っています」と笑顔を見せた。
粘りの投球だった。初回、二回とも得点圏に走者を許しながら後続を断った。三回には近藤に2ランを許したが、失点はそれだけ。最大のピンチは五回。無死満塁で山川を併殺、近藤は左飛に仕留めた。「逆に開き直ったというか。自分自身を追い込まない感じのメンタルでした」と振り返った。
縁に導かれて、日本ハムを選んだ。父も現役時代プレーし、コーチとしても携わった球団。高校入学前に脳腫瘍の手術を受けたのも北海道だった。新天地で飾った初勝利。チームに貯金1をもたらし、首位のソフトバンク、西武とは0・5差。「まだまだシーズン始まったばかりですし、ファイターズ、何としても優勝、てっぺん目指してチームみんなでやっていきたいと思っているので、ファンのみなさん、熱い声援をこれからもよろしくお願いします」。