ソフトバンク・山川穂高 第3打席で中前打 FA移籍後初のベルーナD 三度大ブーイングの中で打席も古巣球場で初安打 鷹党歓声

 6回、中前打を放った山川(撮影・園田高夫)
 1回、山川が打席に入ると大ブーイングを浴びせる西武ファン(撮影・園田高夫)
 君が代が流れる中、目を閉じている山川(撮影・園田高夫)
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 「西武-ソフトバンク」(12日、ベルーナドーム)

 オフに西武からFA移籍したソフトバンクの山川穂高内野手が昨季までの本拠地ベルーナドームでの初の試合に「4番・DH」で出場。六回の第3打席で中前打を放った。

 ここまで2打席は空振り三振に倒れていたが、三度ブーイングの中、打席に立つと、2球目の低めの真っすぐをセンター返し。鷹党からは歓声が上がった。

 初回の第1打席ではスタンドのレオ党は立ちあがって親指を下げながら、大ブーイング。先発の今井が初球でストライクをとると、大歓声が巻き起こり、その後もストライクを取る度に西武ファンが歓喜する異様な光景に。今井が最後はスライダーで空振り三振にとると、大喝采が巻き起こり、山川は苦笑いを浮かべつつベンチへと戻った。第2打席も空振り三振に倒れていた。

 昨季は自身のスキャンダルにより、公式戦出場停止処分が下された中、「戒め」の言葉とともにFA宣言し、ソフトバンクに移籍。波紋が広がった。レオ党の消化しきれぬ思いが爆発している。

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