ソフトバンク・山川が2打席連続満塁弾 「どすこい」に古巣ファンから一転大ブーイングも「何とかしようと必死でした」

 6回、どすこいポーズをする山川(撮影・園田高夫)
 6回、左中間スタンドに満塁アーチを放った山川(撮影・園田高夫)
 6回、満塁弾を放ちニコニコ笑顔でナインに迎えられる山川(撮影・園田高夫)
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 「西武2-11ソフトバンク」(13日、ベルーナドーム)

 今季西武から加入したソフトバンクの山川穂高内野手が2打席連続の満塁本塁打を放った。3-0の六回に左中間席へ運ぶと、7-0の八回には左翼席へぶち込んだ。

 1試合2本の満塁本塁打は1951年の飯島滋弥(大映)と、2006年の二岡智宏(巨人)以来でプロ野球史上3人目。2打席連続は二岡以来、2人目。

 六回は2ストライクと追い込まれたが、西武・水上のスライダーをとらえた打球が左中間スタンドへ飛びこんだ。ダイヤモンドを一周した山川はスタンドに向かって威勢良く「どすこい」を披露。これにはこの日、静かに見守っていた古巣ファンが一転して大ブーイングを起こした。

 ベンチに戻ると山川は、ホームランを放ったバットを握り締めて、感謝。仲間からの祝福にホッとしたような安どの表情。球団広報を通じて「打ったのはスライダー。追い込まれてから何とかしようと必死でした。満塁のチャンスを生かすバッティングができて本当によかったです」とコメントした。

 2本目の後は、控えめの「どすこい」だった。

 山川は初めて敵地として乗り込んだ12日の試合で初回の第1打席から古巣ファンから野球場にいるとは思えないような大ブーイングを受けた。そんな中で六回の第3打席で中前打を放つなど、4打数1安打3三振。「意識した。的にしたら怖い印象はある。育ててもらったし、当然感謝もしている」と話していた。

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