巨人・松原の飛球をエキサイトシート最前列の観客がキャッチ 審判団が「妨害にはなりません」と説明 広島ファン「ばかやろう」と怒号
「巨人-広島」(13日、東京ドーム)
三塁ファウルゾーンへの飛球をエキサイトシート最前列の観客がキャッチして、審判団が説明する一幕があった。
場面は広島が2-2の同点に追いつかれて、なおも七回2死一、二塁で松原を迎えたところ。松原が初球を打ち上げ、飛球は三塁エキサイトシート際へと落下した。落下地点には三塁手・田中広輔が入っていたが、エキサイトシート最前列に座る観客がボールをキャッチ。田中は驚いたような表情を浮かべて、新井監督はベンチを出てきて、審判団に説明を求めた。
その後、審判団はマイクを使い、場内に向けて、「フェンスより、お客さんの線の方で、お客さんが捕りました。妨害にはなりません。ファウルとしてプレーを再開します」とアナウンス。広島ファンからは「ばかやろう!」などの怒号が飛び交った。
その後、松原は四球。2死満塁となったが、吉川が左飛に倒れて、2-2のままでイニングが完結した。
この日は六回には1死二塁の場面で、岡本和の飛球がドーム天井の懸垂物に挟まって落下してこず、エンタイトル二塁打となって、巨人に先制点を入るという広島にとって、不運すぎる場面もあった。