左膝痛で１４日に出場選手登録を抹消された巨人・中川皓太投手（３０）が１５日、川崎市のジャイアンツ球場で故障班に合流し治療、調整を開始した。

　屋外では軽めのキャッチボール、ランニングなどで汗を流した。左膝の痛みについて「言い訳にはしたくない。１軍でやっていた以上は、そういうのは関係ないと思うので」と前置きした上で、「ただ、結果として良くない結果が続いている。そういうのを含めるとそのままいても、チームにもいい影響がでないと思った」と苦渋の決断を明かした。

　昨季に続き、今季も勝利の方程式の一角として期待されている左腕。ただ、ここまで８試合に登板して０勝２敗、防御率９・００。１３日の広島戦（東京ドーム）では、１点リードの七回に登板して２失点するなど、本来の調子からはほど遠い内容が続いていた。

　開幕から信頼して勝ちパターンでの起用を続け、完治優先の再調整に背中を押した阿部監督の配慮にも感謝。「『早くよくして戻ってきてほしい。いい状態で上がってくるのを待っている』と言っていただいた」と左腕。「みなさんが思っているよりも早く復帰できるようにしたい」と早期の再合流を胸に誓った。