日本ハムは執念ドロー 11回2死からマルティネスが同点2ラン 鷹の守護神オスナを打ち砕く
「日本ハム4-4ソフトバンク」(17日、エスコンフィールド)
日本ハムは執念のドローで借金生活を回避した。
十一回は2点を勝ち越され、その裏の攻撃も相手の守護神オスナにあっさり2死を奪われた。だが、万波が右前打で出塁。続くマルティネスが初球を振り抜き、値千金の同点2号2ラン。敗戦を免れた。
先発は3月に育成から支配下登録された高卒3年目の福島。勝敗はつかなかったが、5回4安打2失点に抑える上々のデビュー戦だった。
190センチの長身から投げ下ろす最速151キロの直球に、鋭いフォークが武器。初回に近藤、栗原の適時打で2点を失ったが、二回以降1安打無失点に抑えた。
「いつもより緊張しましたが、良い緊張感を持って試合に入れました。変化球でストライクが取れたこと、初回以外は真っ直ぐをとらえられた感じはなかったので、そこは自信になりました」と20歳はコメントした。
打線は2点を追う二回に福島を援護。1死からレイエスが中堅フェンス直撃の二塁打で出塁し、5試合ぶりスタメン抜てきの石井が大関の真ん中低めのスライダーを左越えに運ぶ同点2ランを放った。
五回、六回、十回と先頭打者を出塁しながら生かせなかったが、2本塁打で引き分けに持ち込んだ。