日本ハム・新庄監督「みんな成長している」執念ドロー評価も満足せず「ムチャクチャ勝ちたかった、今日は」
「日本ハム4-4ソフトバンク」(17日、エスコンフィールド)
日本ハムは執念のドローで借金生活を回避した。
十一回は2点を勝ち越され、その裏の攻撃も相手の守護神オスナにあっさり2死を奪われた。だが、万波が右前打で出塁。続くマルティネスが初球を振り抜き、値千金の同点2号2ラン。敗戦を免れた。
新庄監督は「2死から万波君がヒット打って。ああいう場面で何かをしてくれる選手に変わってきているのは確か」とチャンスメークした万波を称賛。粘りのドローを「みんなが成長している」と評価しながら、「ただ、細かいミス。チャンスをつかめるかつかめないか」とも悔やんだ。
十二回は2死一、二塁の好機で郡司が三振。あとひと押しができなかった。指揮官は「勝てるチャンスはいっぱいあった。勝ちたい、むちゃくちゃ勝ちたかった、今日は。同点じゃなく」と満足しなかった。
先発は3月に育成から支配下登録された高卒3年目の福島。勝敗はつかなかったが、5回4安打2失点に抑える上々のデビュー戦だった。
新庄監督は「たいしたもの。育成から這い上がってきて、ホークス打線を。一回だけ。よく抑えましたよ。まあ、次も期待が持てるピッチング。次もいってもらいます」と称賛した。