巨人、今季2度目のサヨナラ負け 阿部監督、虎の底力実感「終盤の粘りはすごいな」

 「阪神2-1巨人」(18日、甲子園球場)

 地響きのような歓声が響く試合後のロッカー裏。巨人・阿部監督は揺れる胸中を包み隠さず言葉にした。今季2度目のサヨナラ負けで、今カードは1分け2敗。2度の延長戦に「負けた気はしないんだけど…」とつぶやきながら、終盤の底力に日本一チームの強さを感じた。

 「やっぱり昨年のチャンピオンチーム。終盤の粘りはすごいなと思いましたね」。1点リードの八回、3本の安打を集中し同点とされた。前夜は被安打3で敗戦。16日の初戦は守備のミスから七回に追いつかれた。「紙一重」と振り返った3試合で勝ち切れなかった。

 昨季3勝10敗と大きく負け越した鬼門・甲子園。扉を開くことはできなかったが、阪神攻略のカギは見つけた。「形も作れている。ウチもああいうことができるように、やっていけたらと思いますね」と指揮官。敗戦から学んだ教訓を次戦以降の戦いで生かしていく。

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