日本ハム・新庄監督 サヨナラ勝ち呼び込んだ清宮「彼が打つと球場盛り上がる。たまに抜けてますけど(笑)」
「日本ハム4-3ロッテ」(19日、エスコンフィールド)
日本ハムが今季2度目のサヨナラ勝ち。今季2度目の2連勝で、再び貯金を1とした。
3-3で迎えた九回。サヨナラの口火を切ったのは、1軍昇格即「7番・三塁」でスタメン出場した清宮だった。それまで3打席は無安打と抑え込まれたが、最後の打席で右翼線への痛烈な二塁打を放った。一気に押せ押せムードとなり、最後は代打・加藤豪が押し出しの四球を選んだ。
新庄監督は「去年はこういうゲーム、ことごく逆転されて負けるケースが多かったんですけど、選手全員が成長しまくって。こういう試合を勝ち取る。本当に選手に感謝してます」と興奮ぎみに振り返った。
サヨナラを呼び込んだ清宮について「彼が打つと球場全体が盛り上がりますしね。たまに抜けてますけど(笑)。しっかりとツーベース打ってチャンス作ってくれました」と褒めたたえた。
それまでの3打席は併殺打など無安打といいところがなかっただけに、「一本出て本人が一番ホッとしてるんじゃないですか」と話した。1番か2番での起用も考えたというが、「楽な場所で」と7番で起用。「いい場面で回ってきたじゃないですか」としてやったりだった。
清宮はキャンプ直前の1月29日に左足首を捻挫。以降は2軍でリハビリと調整に努め、ファームで打率・298、0本塁打、5打点の成績を残した。出遅れたことから清宮には「(2軍で安打を)15本打ったら、上げるという話をした」そうだが、12本打った時点で集中力を感じたといい、「もう3本はサービス、おまけで。そういう気持ちは凄く大事」と話した。