巨人が今季ワーストの9失点で大敗 グリフィンが4回8失点KOに阿部監督「見切り発車」「僕が反省しました」続投判断にはスタンドどよめく

 4回までに8点を失ったグリフィン(撮影・佐藤厚)
 4回表を投げ終え、ベンチへ戻るグリフィン(右)
 序盤に大量失点し、ベンチで浮かない表情の阿部監督(中央)=撮影・佐藤厚
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 「巨人0-9ヤクルト」(29日、東京ドーム)

 巨人が今季ワーストの9失点で大敗し、3連勝を逃した。

 「右腹直筋筋損傷」から復帰したグリフィンが先発したが、4回を投げて11安打を浴び、来日ワーストの8失点と大炎上した。

 助っ人左腕は初回にツバメ打線にのみ込まれた。1死後、連打を浴びて一、三塁から村上に中前適時打を浴びて先制点を献上。なおも2死満塁のピンチを招くと長岡に左前適時打を打たれて2失点を喫した。さらに中村にも右前適時打を浴びて1失点。この回は4失点と炎上した。二回には2死二塁からオスナに中前に運ばれて5失点目を喫した。三回には山田に2ランを被弾。直後の攻撃で打席が巡ってきたが、阿部監督は代打を送らずに起用した。

 東京ドームがどよめくなか、大型連戦の真っ最中でブルペンを温存したい、そしてグリフィンに復調のきっかけをつかんでもらいたい。そんな思いがにじんだ起用だったが、四回には村上にソロを食らった。毎回失点の4回8失点でKOされた。

 阿部監督は試合後「ちょっと見切り発車させてしまったかなと思うので。僕が反省しました」と語った。続投の判断については「やっぱり先発って責任ありますから。1イニングでも長く行ってもらう」と説明した。9連戦のまっただ中ということもあり、少しでもリリーフの負担を軽減させることが狙いだった。

 打線は、ヤフーレに苦しめられ、序盤からスコアボードにゼロを並べ続けてしまった。

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