西武・中村剛 通算474号 OB田淵幸一に並ぶ歴代11位「素直にうれしいし、早く抜けるように」
「ソフトバンク5-4西武」(29日、みずほペイペイドーム)
痛恨のサヨナラ負けの中にあって、ベテランが存在感を示した。40歳の西武・中村剛が今季3号ソロを放ち、歴代11位で球団OBでもある田淵幸一の通算474本塁打に並んだ。「素直にうれしいし、早く抜けるように」と頼もしかった。
1点を追った四回だった。2死から、スチュワートが投じた内角低めの154キロ速球を左中間越えへ運んだ。プロ23年目の健在ぶりを示し「うまく打てた。今年はなかなか速いストレートを捉えられていなかったので」と納得の口ぶりだった。
五回にはこの日通算1000試合出場となった金子侑が3ラン。節目のアーチが飛び交ったが、それでも勝てないところがあまりにつらい。3試合連続サヨナラ負けで、ソフトバンクに開幕から6連敗。松井監督は「まずは明日からしっかりやる」と前を向いた。