ヤクルト・村上 父の誕生日に祝砲5号 先発全員安打16安打9得点、球団通算4500勝目
「巨人0-9ヤクルト」(29日、東京ドーム)
湿りがちだった主砲のバットが活気を取り戻した。ヤクルト・村上が3安打2打点。最近5試合でわずか2安打だった鬱憤(うっぷん)を晴らすかように次々と快音を響かせた。
四回1死は右中間席上段へ6試合ぶり一発となる特大の5号ソロ。この日は父・公弥さんの51回目となる誕生日だった。「お父さん誕生日おめでとう」と祝福のメッセージ。「いいスイングでいいホームランだった」。胸を張った一発は故郷の熊本で暮らす父へのバースデープレゼントとなった。
打線は今季最多の16安打で9得点。山田の1号2ランなど先発全員安打の快勝で連敗を2で止めた。この勝利は球団通算4500勝目。久々の本領発揮で節目の勝利に花を添えた大黒柱は「いい試合ができた」と充実感をにじませた。