元近鉄の佐野慈紀氏 感染症で右腕切断手術へ ブログで報告「一緒に戦ってくれた右腕 明日お別れする」 昨年「重症下肢虚血」で足切断危機 1年入院生活も
元近鉄、中日の佐野慈紀氏(55)が56歳の誕生日を迎えた30日、これまでの闘病生活を振り返り、5月1日に感染症が進んだため、右腕を切断することを報告した。
「56歳最初の出来事が右腕を失う事。涙は出なかった。もちろんショックはあるけれど、何とか機能を残そうとしたけど。。。ままならない。受け入れることなんて出来ないけど生きる為には乗り越えないとな。思い入れはたくさんある。思い出も語り尽きない。一緒に戦ってくれた右腕 感動を分かち合った右腕 明日お別れする。ごめんなさい。この言葉しか浮かばない」と思いをつづった。その後も心臓弁膜手術をすることもつづり、「感染症も5年生存率と言われ再発のリスクもある。改めて健康第一と考えさせられる。正直、死ぬ事は想像できない。まだ、やらないといけない事もたくさんある。悲劇のヒロインでもない。みんなと笑顔で会う為に」と、覚悟を明かした。
佐野氏は29日、自身のXを更新。30日に56歳の誕生日を迎えることを受け、「夜になりました。55歳が終わります。入院生活の1年。新たな人生どうなることやら」と、思いをつづっていた。
佐野氏は昨年4月に自身のブログで「重症下肢虚血」を患い、足裏を手術。「処置が遅れると足の切断もしくは命にも関わる状態だった」と綴り、長期入院したことをつづっていた。その後も入院が続いていたようで、17日にはブログで緊急手術を行ったことを報告。「のたうち回ったし、叫んだ。今まで尿管結石が1番痛かったけど超えたね。ということでまだまだ入院は続く」とつづったが、19日にはXで「また緊急オペに。。」と報告。24日には「診察終わり 辛い決断となった。何とか粘ってはみたけど仕方がないよな。ありがとう。よくがんばりました。俺の右手」と、綴っている。