巨人・長嶋茂雄終身名誉監督がサプライズ登場「4番・サード 長嶋」のコールに大歓声 球場は「ナガシマ」コール 五回終了時に特別演出
「巨人8-5阪神」(3日、東京ドーム)
球団創設90周年記念特別試合「長嶋茂雄DAY」で五回終了時、長嶋茂雄終身名誉監督(88)がグラウンドにサプライズ登場した。
「4番・サード 長嶋」のコールに、大歓声のスタンド。車いすに乗り、阿部慎之助監督、巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏=ヤンキースGM付特別アドバイザー=とともに、グラウンドに姿を見せると、超満員となったスタンドのファンも、敵味方関係なく大きな拍手とともに声援を送り、「ナガシマ」コールが巻き起こり、長嶋氏も手をあげて応えた。
セレモニー終了後、球団を通じてメッセージを発表。「読売巨人軍は本年、球団創立90年を迎えました。ご観戦の皆様、全国の野球ファンの方々と共に心から祝福したいと思います。1世紀に近い年月の中、多くの先輩、同輩、そして若い世代の人たちに支えられて築かれた球団の歴史です。私も巨人に入団して半世紀が過ぎました。自分自身の足跡を振り返っても、様々な喜怒哀楽が詰め込まれています。今シーズンは阿部監督のもと、レギュラーを死守するベテランとチャンスを狙う中堅、さらに若手を含めた戦う集団です。創立90年の年、巨人が日本一の座を目指す戦いを見せてくれると期待しています」と、思いを込めた。
長嶋氏は一昨年9月に自宅で転倒し、脳内の出血のため療養中。昨季の開幕戦にも東京ドームに来場。その後は再び入院していたが、同年11月23日、東京ドームで行われたファンフェスタに、車イス姿でサプライズ登場。お馴染みの「勝つ!勝つ!勝~つ!」のフレーズでナインを鼓舞するなど、久々に元気な姿を見せていた。