ヤクルト サヨナラ勝利の裏でけん制死の岩田が涙「勝ってよかった」と思いがあふれる 寄り添った西川からは「勝ったんやからいいやん」の言葉
「ヤクルト5-3中日」(3日、神宮球場)
ヤクルトの岩田が劇的なサヨナラ勝利に、試合後は思わず涙した。
1点差に詰め寄られた直後の七回だ。山田が死球を受けて出塁すると、代走として途中出場していた。それでもこの場面で痛恨のけん制死となり、八回に登板した木沢が中日・中田に痛恨の同点弾を被弾した。
試合後に涙の理由を問われると、「けん制アウトですね。あそこで流れが(向こうに)いったと思うので、打席でも打てなかったですし…」と言葉を詰まらせた。延長十回の打席では空振り三振に倒れており、「勝って良かったです」と思いがあふれた。
また涙をぬぐう岩田に寄り添い続けた西川からは、「『勝ったんやからいいやん』とは言われました」と声かけに感謝し、グラウンドに深く頭を下げた。この悔しさを次戦への糧としたい。