慶大・清原Jr.父の前でまたタイムリー打 一塁側指さし「やってやったぞ」 大越との“ジュニア対決”制す

 「東京六大学野球、慶大3-2立大」(8日、神宮球場)

 4回戦1試合が行われ、慶大が立大を下して勝ち点3を獲得した。清原正吾内野手(4年・慶応)が、西武や巨人などで活躍した父・和博氏(56)が見守る前で一時逆転の適時二塁打をマーク。常松広太郎外野手(3年・慶応湘南藤沢)が勝ち越し適時二塁打で試合を決めた。3回戦で慶大戦の連敗を「20」で止めた立大だが、2016年春以来となる同戦の勝ち点は逃した。

 4番が板についてきた。小雨降る中、快音を響かせた清原。二塁上で2度、一塁側を指さし、輝く瞳で視線を送った。

 「父親に『やってやったぞ、見たか』と。あとは、応援してくれる人たちに『ありがとう』の気持ちを込めました」

 和博氏へ勇姿を見せたのは、1点を追う三回1死満塁の場面だ。元ダイエーの基氏を父に持つ大越怜投手(3年・東筑)の初球、浮いた外角スライダーを捉えて左越え適時二塁打をマーク。“ジュニア対決”は「全く意識していない」と笑ったが、1回戦の先制V打に続く4番の仕事に「勝ち点が取れてホッとしているし、うれしい気持ちでいっぱい」と充実の表情を浮かべた。

 開幕前からバットを指1本分ほど短く持つようになったことが奏功。「父親も、あんなにホームラン打ってますけど、バットを短く持ったりしていた」と父の打撃とも重ねる。ここまでチームトップ6打点を挙げ「清原の4番は外せない」と堀井監督の信頼も厚い。「4番のプレッシャーを楽しめています」と清原。2季連続Vを導くべく、主軸の役目を果たす。

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